とんかつ（Tonkatsu）

1965年に開業し、テイクアウトの「ヒレかつサンド」などで幅広いファンをもつ「まい泉」。青山本店ダイニングは、天井の高い和建築の空間にテーブルがゆったり配置され、西洋料理が起源のとんかつを味わうのに最高の雰囲気。東京を訪れるゲストをぜひとも案内したくなります。純粋バークシャー種の黒豚や本店限定のオリジナルブランド豚「甘い誘惑」のメニューがあるとんかつは、一枚一枚筋切りし、肉の繊維をたたいてほぐすことで「箸で切れるやわらかなとんかつ」に導きます。大きさや形状まで指定した特製のパン粉を使い、熟練の技で衣をつけて揚げることで花が開いたように美しく、肉の旨味を逃さずからりと美味に。オリジナルレシピのソースが三位一体のおいしさを完成させます。

1939（昭和14）年に目黒で開業し、1967（昭和42）年に現在の店舗に。開店と同時にカウンタ―席が次々と埋まり、広い厨房で立ち働く人たちが動きだす。その活気ある光景にも魅了され、何世代にわたって訪れる人が多いお店です。メニューは「ロースかつ」「ヒレかつ」「串かつ」の3本立て。豚肉に粉と卵、粉と卵…と3回つけてから細かなパン粉をまとわせ、ラードでゆっくり揚げることで、厚めの肉が最適の火入れに。衣も存在感がある「とんき」だけの味を提供します。ビールとの組み合わせも人気で、単品のほか、定食を頼んで、まずはお酒ととんかつを1切れ、2切れ、あとはごはんと一緒に。〆は豚汁という楽しみ方もおすすめ。2階にテーブル席と朱塗りの座卓が風情たっぷりの座敷があります。