大都会・東京を、寄り道しながらWaIking!!

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首都圏お散歩コース

Vol.12

横浜中華街で食べ歩き

n0-1_img_6984.jpg 約300mのメインストリート中華街大通り。 n-2_24.5_img_6996+.jpg 市場通りの路地を入ると、まるで台湾のような光景に出会う。 n0-3_img_6943.jpg 中国式独特の参拝スタイルを体験(関帝廟)。 0_4_img_8890.jpg 中華食材が充実したスーパーでお買いもの。 n0-5_img_6990.jpg 写真映えする路地を探すのも散歩の醍醐味。 0_6_img_7005.jpg オーダー式食べ放題の店のメニューは圧巻。

人気の中華フードをテイクアウトできる中華レストランをつないで食べ歩き。中華街大通りを善隣門へ進み、地久門(ちきゅうもん)から関帝廟通りを戻って中華街を一周する。

スタート

元町・中華街駅 出口1(みなとみらい線)

ゴール

元町・中華街駅 出口2

歩行距離

約1.2km

歩行時間

約20分

コースの目安時間

3時間~4時間

コース順路

このコースのレポーター

Sasamo (ライター)

プロフィールへ

「大通りや小路を行ったり来たりしているうちに、気付けばぐるぐる同じ場所をまわっていた!」そんなロスタイムさえも楽しく感じてしまうのが横浜中華街のおもしろさ。お目当ての店になかなかたどり着けなくても、迷子になった先に新たな発見があるかもしれません。

コースガイド

横浜港の開港後、中国人貿易商が外国人居留地に移住し、発展した横浜中華街。現在、約630店舗が集まる日本最大規模のチャイナタウンはいつも多くの観光客で賑わっています。今回のお散歩は、みなとみらい線元町・中華街駅を起点・終点にした食べ歩きコースです。最近は本格中華や個性的な新名物など、お手ごろ価格で楽しめるテイクアウトグルメが満載。お腹を空かして、独特の異国情緒を感じながらあちらこちらのお店で小腹を満たすのも新しい中華街の過ごし方です。気をつけたいのは歩きながら食べること。これはほかの観光客やお店への迷惑行為なのでNG。マナーを守ってイートインスペースなどでどうぞ。また、中華街大通りの左右に走る横道にはそれぞれ名前があり、小さな裏路地をさまようのもご一興。中国式の作法で参拝する寺院や、占い、テーマパークなどの施設も点在。時間の許す限り、中華街の味を堪能してみてください。

コースマップ

このコースのおさんぽビデオ

立ち寄りスポットガイド

❶ 元町・中華街駅 出口1 START!MAP

JR東海道本線・東京駅から横浜駅まで25分490円。横浜駅からみなとみらい線に乗り換えて元町・中華街駅まで8分230円。東急東横線・渋谷駅から元町・中華街駅まで37分540円。
中華街へは1〜3番出口のどこからでもアクセスできる。今回は出口1からスタート。

中華街方面の出口はホームの案内板で確認しよう。

元町・中華街駅の出口1へ向かうピロティの壁に描かれた5つの牌楼(ぱいろう)前は、撮影スポットとしても人気。

中華街朝陽門(ちょうようもん)

朝日が街全体を覆い繁栄をもたらす「朝陽門」は中華街の玄関口。高さ13.5m、幅12mの中華街で最も大きな門。守護神は青龍神。

❷ 王府井本店(わんふーちんほんてん)MAP

焼き小籠包ブームの火付け役

名物の「正宗生煎包(マサムネサンチェンパオ)」は、柔らかい皮とジューシーな肉汁、底のクリスピーな食感が味わえる上海名物の焼き小籠包。秘伝のスープは豚肉の皮などを8時間ほど煮込み、コラーゲンのみを抽出したもの。このスープと肉、具材を混ぜ合わせて生地に包み込んで、高温の鉄鍋で一気に焼き揚げる調理法で提供します。定番の「正宗」、野菜たっぷりの「翡翠」、海鮮風味の「フカヒレ」の3種が味わえます。ひとくち噛むと肉汁があふれて飛び散ることもあるので気をつけて。

食べくらべができるミックス生煎包(3種6個)980円。

出来上がるまでの工程を間近で見ることができる。

本店はテイクアウト専門店。イートインカウンターあり。

王府井本店(わんふーちんほんてん)

住所

神奈川県横浜市中区山下町191-24

電話

045-641-1595

休業

無休

時間

10:00~21:00

交通

みなとみらい線元町・中華街駅から徒歩3分

HP

https://www.wangfujing.co.jp/

❸ 元祖フカヒレまんの公生和(がんそ ふかひれまんの こうせいわ)MAP

高級食材「ふかひれ」がワンコイン以下で楽しめる

1926年、中華食材と中国茶を扱う専門店として創業。高級食材の「ふかひれ」を中華まんの具材に使った「元祖フカヒレまん」を考案したのは今から30年ほど前で、これを機にテイクアウトをメインにした現在のスタイルに。ほどよくスパイスが効いた「黄金フカヒレスープ」は、おこげ入りがおすすめ。おこげのパリパリ食感と、スープがしみてからのもちもち食感、一度で2つの食感を楽しめて食べ応えがあります。

黄金フカヒレスープ400円。おこげ入りは450円。

店の奥の壁画をバックに撮影。

お店のキャラクター「フカヒレマン」が迎えてくれる。

元祖フカヒレまんの公生和(がんそ ふかひれまんの こうせいわ)

住所

神奈川県横浜市中区山下町152

電話

045-681-2276

休業

無休

時間

10:30~21:00(土・日・祝10:30~22:30)

交通

みなとみらい線元町・中華街駅から徒歩4分

HP

https://www.kouseiwa.com/

中華街善隣門(ちゅうかがいぜんりんもん)

中華街大通りの西端にある横浜中華街のシンボル。周囲の国や人と仲よくするという意味の「親仁善隣(しんじんぜんりん)」という言葉を掲げた門で、1989年に「善隣門」に改められた。

Sasamo’s PICK UP

10基の牌楼(ぱいろう)をコンプリートしてみては?
中華街を歩いていると時折、豪華な装飾が施された門をくぐります。これは牌楼(ぱいろう)と呼ばれる門で、横浜中華街には現在10基あります。なかでも東南西北の4基は風水思想に基づいて建てられ、それぞれ守護神や色が異なり、深い意味を持っています。たとえば、西にある延平門(えんぺいもん)の守護神は白虎神。白い柱が印象的です(写真)。おさんぽコースで通る牌楼のほか、すべての牌楼は徒歩圏内にあるのでコンプリートするのもおすすめです。

❹ 中華街大飯店(Chukagai Daihanten)MAP

「北京ダック」をワンハンドスタイルで

オーダー式食べ放題の店。テイクアウトコーナーでは、本場北京にある北京ダックの名店のレシピを再現した本格的な北京ダックを提供。甜麺醤ベースの特製だれと肉付きの北京ダック、きゅうりと白髪ネギを薄皮の生地で巻き上げたワンハンドスタイルが新鮮。注文を受けてから巻いてくれます。

特製の甘味噌ダレがあとを引く北京ダック300円 ※材料費高騰により値上げする場合あり。

店内の食べ放題でも人気の一品。

テイクアウトメニューが充実している。

中華街大飯店(Chukagai Daihanten)

住所

神奈川県横浜市中区山下町202-8

電話

045-227-9888

休業

無休

時間

11:00~21:30

交通

みなとみらい線元町・中華街駅から徒歩6分

HP

https://chukagaidaihanten.jp

中華街地久門(ちゅうかがいちきゅうもん)

商売の神様「横濱関帝廟」がある関帝廟通りの西側にかかる「地久門(ちきゅうもん)」。長安道に面して建ち、「天長門」と対で、「地のとこしえ(永遠)」を意味する。

横濱関帝廟(よこはまかんていびょう)

『三国志』でもおなじみの武将・関羽(かんう)の木像を祀に祭ったのが起源。中華街で最も風水のよい場所にあり、パワースポットとしても人気。商売繁盛、厄除けなどを祈願する人々が訪れる。

横濱関帝廟(よこはまかんていびょう)

HP

https://yokohama-kanteibyo.com/

❺ 紅棉(Koumen)MAP

売り切れ必至のエッグタルト

1952年の創業以来、広東の伝統的技法にこだわり、すべて手づくりで提供する点心と中華菓子の専門店。一番人気はサクサクと軽いパイ生地の中にカスタードを流し込んで焼いたエッグタルト「蛋達(タンター)」。また、タンターと人気を二分するココナッツたっぷりの椰達(イエター)もおすすめです。どちらも小ぶりなサイズなので、焼きたてを店頭で味わってから、お土産として買っていく人もいる美味しさです。

たまごの味わいが強く、柔らかいプリンのような食感。

椰達(イエター)250円、蛋達(タンター)250円。

店名はご主人の故郷である広東省の省花・紅棉花に由来。

紅棉(Koumen)

住所

神奈川県横浜市中区山下町190

電話

045-651-2210

休業

木曜日(月に1回不定休あり)

時間

10:00~19:00

交通

みなとみらい線元町・中華街駅から徒歩4分

HP

https://www.koumen.co.jp/

横濱媽祖廟(Yokohama Maso Byou)

華やかな八角堂が特徴的な寺院。航海の守護神として広く信仰を集める女神「媽祖(まそ)」が祀られている。海の安全を守る神様だけでなく、縁結びのご利益で知られる「月下老人」も祀る。

中華街天長門(ちゅうかがいてんちょうもん)

「地久門」同様、関帝廟通りを象徴する「天長門」。関帝廟通りの東側、南門シルクロードに面して建つ。関帝廟通りは、古くから続く店舗が軒を連ね、中華街大通りに次いで賑わう。

❻ 横濱炸鶏排 横浜中華街 本店(よこはま ざーじーぱい よこはまちゅうかがいほんてん)MAP

約20㎝ほどある巨大な台湾唐揚げ

中華街で最初に炸鶏排(ザージーパイ)を販売したお店。これは、台湾の夜市でもポピュラーなソウルフードで、顔ほどの大きさの唐揚げ。国産の鶏胸肉を秘伝のタレに1日漬け込み、タピオカ粉の衣で注文ごとに揚げてくれます。台湾独特の香辛料の香りとクリスピーな食感は一度食べたらクセになる味わい。さつま揚げのような「台湾天ぷら」、スパイシーな「台湾ポテト」を目当てにやってくる人もいるそうです。

顔が隠れてしまうほどの大きさ。

炸鶏排650円。台湾唐辛子で味の変化も楽しめる。

常に行列の人気店。目の前には媽祖廟(まそびょう)も。

横濱炸鶏排 横浜中華街本店(よこはま ざーじーぱい よこはまちゅうかがいほんてん)

住所

神奈川県横浜市中区山下町106-10前田橋レジデンス1F

電話

045-514-7254

休業

無休

時間

11:00~18:00

交通

みなとみらい線元町・中華街駅から徒歩3分

HP

https://www.taiwan-karaage.com/

❼ 開華楼 横浜大世界店(かいかろう よこはまだいせかいてん)MAP

食べ方もユニークな大籠包(bigxiaolongbao)

本格中華のテイクアウト専門店の名物は、一般的な小籠包(xiaolongbao)の約3倍の大きさの「大籠包(bigxiaolongbao)」。ストローで肉汁を吸って味わうユニークな食べ方も話題です。旨味たっぷりのスープとジューシーな豚肉餡、もっちりとした厚めの生地と、大きさのインパクトはもちろん、味も本格的。炙ったチェダーチーズを合わせた「炙りチーズ大籠包(bigxiaolongbao)」、黄金のふかひれスープをかけた「ふかひれあんかけ大籠包(bigxiaolongbao)」も人気です。

直径約10cmの大籠包(bigxiaolongbao)600円。

写真映えするサイズ感。

大籠包(bigxiaolongbao)のほかにもテイクアウトフードが充実。

開華楼 横浜大世界店(かいかろう よこはまだいせかいてん)

住所

神奈川県横浜市中区山下町97 横浜大世界1F

電話

045-681-5588

休業

無休

時間

10:30~18:00/土・日・祝10:00~19:00

交通

みなとみらい線元町・中華街駅から徒歩2分

HP

https://www.daska.jp/kaikarou-daisekai

❽ 元町・中華街駅 出口2 GOAL!MAP

朝陽門を右手に行くと駅への出入り口階段がある。

地下道には赤いランタンが掲げられ、中華街の風景や働く人々の写真を展示。

立ち寄りショップガイド

江戶清本店(えどせいほんてん)MAP

今では定番となった食べ歩きフード中華まんの老舗人気店。看板の「ブタまん」は具だくさんで食べ応えあり。定番から季節限定の「中華まん」までバラエティ豊かな品揃えが自慢。

中国貿易公司 中華街本店(ちゅうかぼうえきこうし ちゅうかがいほんてん)MAP

「安全な本物をできるだけ安く」をコンセプトに、中国やアジアの食材、調味料、中国茶、中国酒などが幅広く揃うスーパー。レトロな中国雑貨も充実。土・日曜・祝日は店頭でテイクアウトフードも提供。

笑顔変身写真館(えがおへんしんしゃしんかん)MAP

チャイナドレスからカンフー服まで、各種コスプレ衣装が約400着揃う衣装レンタル&写真館。チャイナ服でお出かけできるレンタルプランや、プロのカメラマンによる撮影プランなど多彩。