話題のツアーへ行こう!
Part7
聞香ワークショップ(Incense ceremony)体験ツアー
2024.6.24
❹電子香炉で香木を温める
いよいよ聞香体験がスタート。香木を電子香炉に乗せて温めます。電子香炉の使い方や温度調節は講師がていねいに教えてくれます。
紙包みを開いて香木を取り出します。まずは和木のくすのきから。香木はミリサイズの木片なので扱いは慎重に。火道具から香匙(こうさじ)を使い、香木を香炉に乗せます。


❺聞香を行う
電子香炉で香木を温め、香りを聞きます。左手に香炉をのせて顔を近づけ、右手をドーム型にしてかぶせます。親指と人差し指の間から香りを吸ったら顔を少し離して横を向き、息を吐きます。本来は灰が入った香炉を使うので、灰が飛び散らないための作法です。
本式では参加者が順番に聞香をするため、ひとつの香木につき香りを聞くのは三息(3回)まで。ワークショップでは制限はありませんが、ひと息ごとに集中してゆっくり吸い込みましょう。


❻香りをシートに記入する
香りを表現する共通言語が「五味」。「甘、苦、辛、酸、鹹(しおからい)」の5つの味覚にたとえて記憶します。香木をひとつ聞香するごとに用意されたシートに記入していきます。
くすのきは、温まってすぐに香りが立ち、「甘」と「酸」を感じたので、両方に〇。2つめは白檀。インド産の香木で香りが立つまで少し時間がかかり、繊細な香り。「香木はこちらから迎えに行くように聞くのがコツ」とのアドバイスで、顔をより近づけてゆっくり吸い込みます。こちらも「甘」を感じましたが、南国の香りやミルクっぽさも。最後の沈香は、主に東南アジア産のジンチョウゲ科樹木に樹脂が長い年月をかけて凝結した貴重な香木。華やかさの中に複雑さもある「甘」と感じました。
自然の偶然がつくりだす香木は、香りの中に、さらにその奥に世界が広がっているよう。聞香を体験してから再び読む和歌はより味わい深く、日本の文化の豊かさを実感するひとときでした。


(KOJURAKU)」のワークショップは日本語のみの対応となりますが、同じビル内の本格香間で行う「座 香十(KOJU)」では、外国人向けの香道体験を実施しています。また、自宅で聞香ができるオリジナルのセットを用意し、店頭やオンラインショップで扱っています。こちらもぜひチェックしてみてください。
「おうちで聞香(香木付)セット 御家流師範の特典YouTube動画付」2万911 円
https://www.koju.co.jp/shop/products/detail/1449
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