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Interview / クローズアップ東京人

Vol.2

女優・英語コーチ・演技コーチ

Tomoko(ともこ)さん

2023.12.25

Profile

Tomoko(ともこ)さん

ともこさんは、山梨県出身で、大学入学後から東京暮らし。以前は都心に住んでいたが、3年ほど前から多摩エリア在住。25歳で単身イギリスに渡って英語を学びながら商社勤務、帰国後は演技を学んで女優となり、数々の映画や舞台に出演。国内外の映画祭で主演女優賞や助演女優賞を受賞。2014年〜2017年 NHK world情報番組 『Great Gear』でレポーターを務め、2020年4月からTOKYO WALKINGのお散歩ナビゲーターとして、おさんぽビデオに出演。英語では、TOEIC満点を取得し、現在は、自身のコーチングスクールを立ち上げ、コーチングによる英語レッスン、演技レッスン、メンタルトレーニングなどを、主にオンラインで提供している。2023年11月には、YouTubeチャンネル「エイブラハムはかせTomoko」を開設し、瞑想サウンドの配信を開始した。

映画『Careful with the Sun 』(ポーランド)に出演するTomokoさん

これまでに学んだエイブラハムのワークや、演技メソッド、コーチングを組み合わせたオリジナルの方法で、世界で通用するメンタルを育てていきたいです!

今月のゲストは、TOKYO WALKINGの読者にはお散歩ナビゲーターとしておなじみの美女、Tomokoさんです。女優、英語コーチ、演技コーチとしてマルチに活躍するかたわら、最近、自身のYouTubeチャンネルで「エイブラハムの瞑想サウンド」の配信を始めました。Tomokoさんに、心の健康を取り戻させてくれた「エイブラハムのメッセージ」とはどんなものだったのでしょう?インタビューでは、そのお話しを中心に伺いました。

Tomokoさんからのメッセージビデオ

長年苦しんだ心の症状が、エイブラハムのワークで改善しました。

── まず、Tomokoさんが始めた、感情と思考を整える瞑想サウンドを配信するYouTubeチャンネル「エイブラハムはかせTomoko」について、その内容を読者に簡単にご説明ください。

Tomokoさん(以下、「Tomoko」):アメリカ人のエスター・ヒックスさんという方が、チャネリングを通して交流するエイブラハムという意識の集合体から発された生き方のメッセージを、30年以上も、ワークショップや講演会、書籍などで発信し続けています。「引き寄せの法則」を始めその多くの著書は50カ国で翻訳され、世界中の人々が、さまざまなエイブラハムのワークを実践しています。エイブラハムのメッセージは、エスターさんの声で録音され、発信されています。私は特に、思考の癖を改善するためのメッセージを聞いてとても助けられました。これらのメッセージを、さまざまな悩みを抱える私の周囲の方々にも聞いてもらおうと、小さなオンラインコミュニティを作り、それぞれの人の悩みの改善に役立ちそうなメッセージを見つけて、日本語に翻訳し自分の声で録音した音源を提供してきたのです。コツコツ3年ほど続けてきて、約100件のメッセージ音源が蓄積されたので、さらに多くの日本人に聞いてもらいたいと、このチャンネルを開設しました。

── Tomokoさんは、いつどのようにエイブラハム瞑想に出会いましたか?

Tomoko:エスターさんの本を2020年に読んだのが最初のきっかけです。10代からずっと鬱やパニックの症状があり、その過程で心理学、自己啓発などさまざまなジャンルの本を読み、カウンセリング精神科・心療内科にも行きました。外見上は、ちゃんと仕事もでき、普通に見えるのですが、仕事以外では激しい落ち込みから抜け出せない状態でした。2018年頃にその苦しさが増し、ちょうどコロナが始まった2019年頃には、電車に乗ることやカメラの前に立つことが怖くなり、女優として演技をすることも難しい状態になりました。どうにかしたいと、改善できるものを必死で探していたときに、たまたまエスターさんの著書『引き寄せの法則の本質』を知ったのです。半信半疑でしたが、とにかく試してみようとエスターさんがすすめるたくさんのワークの中から、いちばんシンプルなものを2つ選んで始めました。一つは、自分の人生の中で悪くないなと思うことを1日に約20分間書き出すワーク。もう一つは1日15分間の瞑想です。この2つだけを2週間続けたら、心が楽になったのがはっきりわかりました。「これはすごいかも」と思い始め、悩みを抱える周囲の友達や知人にもワークをすすめ、自分で作ったエイブラハムの瞑想音源をシェアするようになったのです。

Tomkoさんが、2020年から書き続けてきたワークのノートたち。

── Tomokoさんの瞑想音源を聞いた方々にはどんな効果がありましたか?

Tomoko:皆さん、悩みは、「職場の人間関係がうまくいかないんです」「人前に出るとすごい緊張しています」「どうしても自分のことをせめてしまいます」「子どもをひどく叱ってしまいます」などいろいろでしたが、瞑想サウンドを聞いて心が整っていくと、感情のコントロールができるようになりました。メンタルも強くなり、30代で女優デビューをした人や、起業し大勢の前で講演するまでになった人など、仕事面で成果を出される方もいらっしゃいました。よい感情が人に好影響を及ぼすのを目の当たりにして、エスターさんのメソッドは、自分だけに合っていたのではなく、他の人にも再現性があるのだと確信しました。これまで本や医療機関では教えてくれなかった「自分でできるシンプルで再現性のある心の整え方」を、エイブラハムのメッセージが教えてくれたのです。自分も含めこれまで苦しんで生きてきた人々でも、心の整え方を論理的に理解すれば薬やお酒などに依存することなく、また理解されない孤独や絶望に苦しむことなく、自分の力だけで健康な状態になれるのだということを、伝えていきたいと思いました。

瞑想音源は、翻訳、録音、編集まで、すべてにこだわって仕上げました。

── 現在、「朝の瞑想」「夜の瞑想」の2本の瞑想音源が配信されています。女優、ナレーター、英語講師であるTomokoさんだからこそできたお仕事ですが、制作を通して、重視したこと、工夫したことはどのようなことでしたか。

Tomoko:まず、自分が聞く立場に立って考えたとき、聞くことに集中するために雑音はできる限り減らしたいと思いました。そこでプロのサウンドエンジニアに依頼して、録音、雑音の処理、程よい音量の音楽を入れるなどの一連の音の調整作業を行いました。音の調整には時間をかけ、納得できるまで何度もやり直しました。
翻訳では、英語を日本語にしているので、どうしても説明不足な部分が出てきます。そのまま訳したのでは伝わらない難解な言葉には、初出時に説明を加えました。「コントラスト」は「いやな気分になること」。「感情のガイダンスシステム」は「現在の自分の気持ちの幸福度を教えてくれる心のセンサー」というように。
エスターさんの講演を聞いていると、内容によってやさしいトーンや、力強いトーンが使い分けられています。そういったトーンの違いを理解して、エスターさんの伝えたいメッセージが伝わるように意識しました。

── Tomokoさんが担当されたTOKYO WALKINGお散歩ビデオの英語ナレーションは、元気で力強い弾んだ声でしたが、今回の瞑想サウンドでは、ガラリと変わって、全体的にとてもソフトなトーンで、まるで違う人の声のようでした。

Tomoko:お散歩ビデオでは、やはり視聴者に、東京をわくわくしながら歩いている気分になってもらえるように元気な声を意識しました。一方、瞑想ビデオの声は、できるだけ演技をせず、フラットな印象になるように心がけました。
今回、YouTubeでこのチャンネルを公開するにあたっては、エスターさんの事務所である「エイブラハム・ヒックス・パブリケーションズ」に連絡して、翻訳・朗読の許可も申請し、長さ15分以内の音源であることを条件に許可もいただきました
(※瞑想サウンドは以下から聞けます)

── 公開中の瞑想サウンドは、「朝の瞑想」が約10分、「夜の瞑想」が約6分のメッセージです。どのように聞けばよいでしょうか?

Tomoko:朝でしたら、目が覚めたばかりでボーッとしているときに聞き流していただくとよいと思います。最初は、内容を全部わかる必要はまったくなく、そういう考え方があることを知ることができればいいのです。一部だけ気に入ったところだけ繰り返して聞いてもよいと思います。毎日聞いていただくと、メッセージの意味がわかってきて、感情のブレ幅が小さくなっていくのが感じられるはずです。

嫌いな人の良いところを見つけ続けると、嫌いではなくなります。

── エスターさんのワークや聞く瞑想によって感情の処理が上手になったということですが、具体的にはどのように対処できるようになるのですか? たとえば、自分は、「Aさんと、どうもうまくいかない。Aさんは苦手だな」と思ってしまうとき、どういうふうに感情の処理をすればよいのでしょうか?

Tomoko:そういうときは、Aさんに問題があるというよりも、自身の思い込みに問題があると考えるようにします。まずは、Aさんの「よいところ」または「いやではないところ」を探します。それをひたすら探していくと、あるとき、ふと、「この人そんなにいやな人ではないかもしれない」と思えるようになります。
次に「自分は自分をどう思えるようになりたいのか」と考えていきます。たとえば、人からひどく馬鹿にされたとき、すごく落ち込んでしまう人は、「自分は、人から馬鹿にされ、軽視される人間だ」と思っているから、言われたことを真に受けてしまうのです。だとしたら、変えるべきは「真に受ける自分」なのです。たとえば、「自分は人に馬鹿にされる」の代わりに「自分は、人から大切にされる人間だ」と思えたらどんな気持ちになるのか想像してみます。それは、とても安心して自信がある状態だろうということが想像できます。その状態であれば、次にAさんからひどく馬鹿にされたとしても「きっとAさんは少し機嫌が悪いんだろう」と思って受け流すことができるようになるのです。長くても1カ月くらい続ければ、思い込みは変わっていきます。

── そのように感情が処理できたたら、くよくよ悩まないですみそうです。今後はどのような内容の翻訳・朗読を展開していかれる予定ですか。

Tomoko:エスターさんの著書には、私がいちばん知りたかった「心を楽にするための方法」に関するの情報は意外に少なかったので、自分でエスターさんの講演からメッセージを探し出して翻訳し、瞑想音源として録音していきました。すでに100本ほどの録音済み音源がありますので、簡単な動画を付ければ配信できます。定期的に数本ずつ配信していく予定です。

東京の街歩きも好きだが、普段は緑が多い公園や庭園を好んで歩くという。

※後半のインタビューでは、英語コーチとして、最近のプライべート、東京のお散歩などのお話しが続きます。Tomokoさんからのメッセージビデオも視聴できます。次ページをご覧ください!

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取材・文・動画編集

Wakako

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Tomokoさんは私の英語コーチでもあり、お仕事もご一緒してきました。いつも元気で明るいTomokoさんですが、心がつらい時期が長く続いていたことを今回のインタビューで知りました。その心を癒してくれたメソッドを、皆にシェアするための瞑想サウンドなのですね!

写真&動画撮影

M.Suematsu

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