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ホテル椿山荘東京で、国指定登録有形文化財「三重塔」の移築100周年を記念した雲海による庭園演出【天空のパゴダ】が、1月8日より公開。先行開催中の「水上のクリスマスツリー」「森のオーロラ」もお見逃しなく!

2024.12.25

ホテル椿山荘東京の庭園にそびえる国指定有形文化財「三重塔」は、広島県東広島市篁山竹林寺から移築されたもので、2025年に移築100周年を迎えます。これを記念し、新たな庭園演出「天空のパゴダ」が2025年1月8日より開始されます。三重塔にちなんだテイクアウトスイーツや、三重塔のふるさと・東広島の賀茂鶴酒造の日本酒を用いた料理、三重塔を楽しむ特別ステイプランも登場。この冬は、ホテル椿山荘東京へ、雲海に浮かぶ三重塔を見に行こう!先行して、「森のオーロラ」(~2025年2月6日)、「水上のクリスマスツリー」(~2024年12月25日)も開催中!

移築100年を迎えた三重塔の物語

庭園を見下ろすように立つ三重塔は、平安時代の歌人・小野篁(おのの たかむら)ゆかりの東広島市篁山竹林寺から1925年に椿山荘庭園へ移築されました。11月28日(木)に開催された「三重塔移築100周年メディア招待会」では、4名のゲストが三重塔にまつわるエピソードを語りました。椿山荘を築いた山縣有朋公爵から庭園を譲り受けた藤田平太郎男爵(藤田組2代目当主)は、庭園の風情をさらに高める三重塔を探し、台風で一部が大破していた竹林寺の塔に出会います。男爵は奈良の骨董商・大隈安三郎を通じて塔を購入し、大破部分は奈良の宮大工・山賀熊吉が修復しました。その後の調べで、三重塔は、奈良の熊吉の家「山賀家」を経由して椿山荘に移築されたらしいということもわかりました。その後、東京大空襲で多くが焼失する中、椿山荘の三重塔は奇跡的に焼失を免れました。2003年には国指定登録有形文化財にも指定され、今も庭園の丘の頂に優美な姿で佇んでいます。

三重塔に縁のある4人が移築の歴史を振り返りエピソードを語った。左から佐伯修芳氏(竹林寺住職)、藤田清氏(藤田美術館館長)、 山賀慶子氏(山賀熊吉氏孫)、吉野健志氏(東広島市教育委員会)。 

竹林寺所蔵の竹林寺縁起絵巻にも、三重塔が描かれており、古くから三重塔がこの地に建っていたことがわかる。

三重塔は、竹林寺から、修復を手掛けた奈良の宮大工・山賀熊吉の山賀家を経由して移築された可能性も。

雲海と光で彩られた幻想的な庭園演出

三重塔移築100年を記念して1月8日より始まる「天空のパゴダ」は、人気の庭園演出「東京雲海」をさらに拡張した新たな演出で、通年で行われます。これは、三重塔が当初建っていた竹林寺の霧の風景にインスピレーションを得たもので、塔前の芝エリアや周囲に霧を出現させることで、雲の上に佇む三重塔の幻想的な絶景を演出。一面の白い霧の中に荘厳な塔の姿が浮かぶ神秘的な光景は、鑑賞者の心を惹き付けてやみません。演出は1回約5分ほど、朝7時10分の回から22時40分の回まで1日9回行われます。夜はライティングも加わってさらに幻想的な三重塔を眺められます。
また、2021年公開以来、冬の風物詩となった「森のオーロラ」(~2025年2月6日)に加え、2024年のクリスマスシーズンには初登場の演出が加わりました。「水上のクリスマスツリー」(~2024年12月25日)では、霧状の「雲海スクリーン」に輝く光がクリスマスツリーを描き出し、庭園内の「雪の小路」では雪が積もる様子や雪だるまがプロジェクションで映し出されます。

夜は幻想的な雰囲気。18時以降は6回の演出があるので時間をチェックして。

風によって霧のスクリーンの形状が変わるため毎日異なったオーロラが楽しめる(~2025年2月6日)。

霧状のスクリーンに、輝く光が、水の上に浮かぶクリスマスツリーを描き出す(~2024年12月25日)。

移築100年を記念して、ホテルでは、様々なおもてなしが登場!

日本料理「みゆき」では、三重塔の故郷・東広島の賀茂鶴酒造の日本酒を使用した「美酒鍋」を堪能できます。これは、塩、胡椒、そして日本酒だけで水を一切使わずに調理される鍋料理で、もともとは酒造りの間の“まかない料理”として生まれたものだそうです。
イタリア料理「イル・テアトロ」では、賀茂鶴酒造の酒粕とイタリア伝統正月料理のコテキーノ(豚肉のソーセージ)とレンズ豆を使用したリゾットが楽しめます。さらに、ホテルショップ「セレクションズ」では、三重塔移築100年を記念したテイクアウトスイーツ「トロワキャラメルバナーヌショコラ」が登場。人気商品「デアバウムクーヘン」が、三重塔移築100年を記念した特別パッケージで販売されます。また、「天空のパゴダを楽しむための特別宿泊プラン」を利用すれば、ホテル椿山荘東京のステイを通して、これらのおもてなしを堪能できます。

三重塔の故郷・東広島の賀茂鶴酒造の日本酒を使用したメニューが登場 。

日本料理「みゆき」で提供される「美酒鍋」は賀茂鶴酒造の日本酒を贅沢に使用。

イタリア料理「イル・テアトロ」のリゾットには賀茂鶴酒造の酒粕を使用 。

2025年限定のパッケージにて販売されるバウムクーヘンはフォルムも三重塔のよう。

「トロワキャラメルバナーヌショコラ」。ショコラの風味に、バナナの香りとキャラメルの苦味がマッチ。

「天空のパゴダ」は、ホテル椿山荘東京の宿泊、ショップ、レストランを利用することで鑑賞できます。ホテル椿山荘東京の庭園の頂で100年の時を刻んできた三重塔が、雲海に浮かびあがる幻想的な光景は、この冬の東京の必見ビューといえそうです。

ホテル椿山荘東京 天空のパゴダ

期間

2025年1月8日(土曜)~通年

時間

 7:10/11:10/14:10/18:10/19:10/20:10/21:10/22:10/22:40
「水上のクリスマスツリー」は12月25日まで、「森のオーロラ」は2月6日まで

場所

〒112-8680 東京都文京区関口 2-10-8

電話

03-3943-1111(代表)

交通

東京メトロ 有楽町線「江戸川橋駅」1a出口:徒歩約 10分

特設ページ

https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/100th-pagoda

記念動画

https://youtu.be/V7uygnFb8BI?si=e9hnOYF93kn2-J4H

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