首都圏お散歩コース
Vol.01
新宿駅東側を歩く(歌舞伎町、花園神社など)
2024/1/10 - 東京最大の繁華街「歌舞伎町」で刺激的な街歩きを楽しみ、後半は江戸文化が薫るレトロスポットへ。新宿の東側エリアの賑やかで雑多な街のパワーをもらって元気になれるお散歩コース。
スタート | 新宿駅東口(JR山手線他・東京メトロ丸の内線他・小田急線他) |
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ゴール | 新宿三丁目駅C3出口(東京メトロ丸の内線・東京メトロ副都心線) |
歩行距離 |
約2km |
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歩行時間 |
約30分 |
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コースの目安時間 |
約1時間30分 |
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コース順路
このコースのレポーター
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Yashio(ライター) |
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開発が進む一方、未だ昭和レトロな風景にも出合える。新旧のギャップを楽しんで。新宿の雑踏をかき分けながら歩くのも一興。飲み屋街が多いので夕方以降のお散歩もおすすめです。
コースガイド
新宿駅東側は、映画館や飲食店が連なる繁華街「歌舞伎町」や有名百貨店などがあるエリアで、海外からの観光客も多く訪れます。駅は地下にあり、地上に上がるとすぐに見えるのがクロス新宿ビジョンの巨大猫。迫力ある映像を体感したら、2023年にオープンした東急新宿歌舞伎町タワーへ。ここからゴジラヘッドはすぐです。映画館が集まるこの界隈は、歌舞伎町ならではのにぎわいも堪能できます。遊歩道「四季の路」に出ると、雰囲気が一変。繁華街の近くにありながら、しばし喧騒を忘れてホッとできる道です。ここから、またディープな繁華街を抜けて「花園神社」へ。江戸以前から続く歴史ある神社で、昼間でも参拝客が絶えません。見どころも多いので、のんびりと広い境内を散策するのがおすすめです。大鳥居から明治通りへ出ると、また街の景色が変わります。最後の立ち寄りスポット「末広通り」は、寄席の「新宿末廣亭」があるレトロな雰囲気の通り。寄席を見に来る観客が行き交います。コース前半では繁華街の新施設をめぐり、後半では新宿の歴史を感じるスポットへ。前半と後半の街の変化も楽しみながら歩いてみてください。
コースマップ
このコースのおさんぽビデオ
立ち寄りスポットガイド
❶ 新宿駅東口 START!MAP
JR山手線他・東京メトロ丸ノ内線他・小田急線他
JR山手線外回りで渋谷駅から7分・170円。JR中央線で東京駅から13分・210円。JR山手線内回りで池袋駅から9分・170円。
改札を出たら地上に上がり、新宿駅前広場に出ます。新宿通りを渡って次のスポット、クロス新宿ビジョンへ。

JR新宿駅東改札は地下にある。

地上に上がると新宿駅東口駅前広場に出る。
❷ クロス新宿ビジョン(新宿東口の猫)MAP
見上げれば、巨大な三毛猫が!
2年前にお目見えして以来、新たな新宿名所となっているのが、このクロス新宿ビジョンの巨大な猫です。3D映像でビジョンから飛び出して見える不思議な三毛猫は、猫好きならずとも胸がキュンとなるほどの可愛らしさ。広告の合間に登場し、行き交う人々を魅了しています。この猫を見るベストポジションは、新宿東口駅前広場の木の下あたり。ビジョン放映時間は7時から翌1時です。

通常ビルの上の画面には広告映像が流れている。

突然現れる巨大な猫に目が釘付け。
❸ 東急歌舞伎町タワーMAP
最新ホテルと多彩なエンタメ施設が集結
2023年4月にオープンして以来、新たな新宿歌舞伎町のランドマークとして話題となっている東急歌舞伎町タワーは、「好きを極める」をコンセプトとしたホテル×エンターテインメントからなる超高層複合施設。地上48階、地下5階の高層ビルには、ホテルやエンターテインメント&レストランをはじめ、最上の鑑賞環境を備えた映画館や劇場、新宿エリア最大級キャパのライブホール、体験型アトラクションなどが入り、歌舞伎町のにぎわいをさらにパワーアップさせています。また、「噴水」をモチーフにしたという外観デザインは美しく、建物正面に設置された大型屋外ビジョンは圧巻。まさに、見どころがいっぱいです。

新宿シネシティ広場に誕生した東急歌舞伎町タワー。

高さ約225mのシンボリックな建物 。(写真提供:東急歌舞伎町タワー©TOKYU KABUKICHO TOWER)

最上の環境で映画が観れる「109シネマズプレミアム新宿」(写真提供:東急歌舞伎町タワーⒸTOKYU KABUKICHO TOWER)

「THEATER MMILANO-Za」では多彩なコンテンツを発信(写真提供:東急歌舞伎町タワーⒸTOKYU KABUKICHO TOWER)
東急歌舞伎タワー
住所 | 東京都新宿区歌舞伎町1-29-1 |
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電話 | なし |
休業 | 施設により異なる |
時間 | 施設により異なる |
交通 | 西武新宿線西武新宿駅から徒歩1分、JRほか新宿駅東口から徒歩7分 |
HP |
新宿カブキhall〜歌舞伎横丁
エンタメを極めたフードホール
「祭り」をテーマにした食と音楽と映像が楽しめるエンターテインメントフードホールです。日本各地と韓国の料理が味わえる食祭街は、日常を忘れるほどの派手なディスプレイで思わずテンションが上がります。ホール内にはステージもあり、毎日パフォーマンスやイベントが開催されているので、こちらもぜひチェックを。

日本各地と韓国のソウルフードを堪能できる。

2階に広がるネオンな空間は毎日がお祭り状態。
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17階テラス
群の開放感の穴場的スポット
ぜひおすすめしたいのが、17階からの展望です。フロア西側の窓から外を眺められるほか、自由に出入りできるオープンテラスがあり新宿の絶景を存分に楽しむことができます。また、同じフロアには「JAM17 DINING & BAR」が展開するレストラン、バー、ジェラードショップがあります。

自由に出入りできるオープンテラスはまさに穴場。

オープンテラスの眼下に山手線が走る。

同フロアにはバーやレストランが入る。

ディスプレイされたレコードジャケットも楽しい。
JAM17 DINING & BAR
時間 | <DINING>ランチ11:30〜14:00、ティータイム14:00〜17:00、ディナー17:00〜22:00(LO21:00) |
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HP |
❹ ゴジラヘッド(新宿東宝ビル)
MAP

ゴジラのベストショットをねらえ!
1954(昭和29)年に映画が初公開されて以来、未だ人気が衰えることなく新作が作り続けられている「ゴジラ」。そんなゴジラと出会えるのが「歌舞伎町」の新宿東宝ビルです。今、まさに街を破壊しようと、ビルの後ろから顔を出すゴジラは臨場感にあふれ絶好のフォトスポット。ぜひ、さまざまな角度からベストショットをねらってみてください。ビルの側面に描かれたゴジラにも注目です。

初めて映画に登場した時のゴジラとほぼ同じスケール。

ビルの側面にも大きなゴジラの顔が。
新宿東宝ビル
住所 | 東京都新宿区歌舞伎町1-19-1 |
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交通 | JR新宿駅東口から徒歩5分 |
❺ 新宿遊歩道公園「四季の路」
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緑あふれる遊歩道でリラックス
区役所通りと並行するように続く「四季の路」は、1974(昭和49)年に開園した遊歩道公園です。ここは、かつて都電の路面電車(新宿駅〜水天宮)の専用軌道敷だったところで、1970(昭和45)年に都電が廃止となった後に造られました。石畳と緑で整備された歩道は、近くの繁華街とは風景が一変。四季折々の草花や樹木に癒されながら、ほっと一息できる空間となっています。

緑と石畳の遊歩道は繁華街のオアシス的存在。

遊歩道にある石碑。隣に新宿ゴールデン街が広がる。
Yashio’s PICK UP
多くの文化人にも愛されてきた「新宿ゴールデン街」。 全国にその名が知られる歓楽街「歌舞伎町」において、特にディープなスポットといっても過言ではない「新宿ゴールデン街」。狭い路地に200軒以上もの個性的な酒場が連なる風景は昭和の面影をも残す独特の雰囲気を醸し出し、まるで異次元に迷い込んだかのような気分に。その多くはカウンターのみの小さな店舗で、マスターが日替わりの場合も。また、海外ツーリストのみノーチャージというお店もあリます。飲み過ぎに注意しながら、ぜひ楽しいひとときを過ごしてみて! |
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❻ 花園神社MAP
繁華な新宿をやすらかに守り続ける神社
江戸時代の前から大和吉野山より勧請され、長きに渡り新宿の総鎮守として親しまれてきたという花園神社。繁華街近くにありながら、一歩境内に入ると都会の喧騒を忘れるかのような静かで落ち着いた雰囲気に包まれます。社殿は火災などにより何度か建て替えられており、現在の建物は1965(昭和40)年に再建されました。境内には芸能関係者が多く参拝に訪れる「芸能浅間神社」や縁結びのご利益で人気の「威徳稲荷神社」など見どころが多くあるので、のんびり散策してみては。また、毎年11月に開催される「酉の市」では商売繁盛を祈願する「熊手」の店がずらりと並ぶほか、靖国通り沿い参道にも屋台が出て多くの人でにぎわいます。

明治通り沿いの境内入口に立つ大鳥居。

拝殿は1965(昭和40)年に造営された。

芸能浅間神社には芸能関係者も多く参拝に訪れる。

1745(延享2)年に奉納されたという狛犬は表情がユーモラス。
花園神社
住所 | 東京都新宿区新宿5-17-3 |
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電話 | 03-3209-5265 |
休業 | 無休 |
時間 | 参拝自由(社務所:9:00〜20:00 ※場合により18:00まで) |
交通 | 東京メトロほか新宿三丁目駅前E2出口からすぐ |
HP |
Yashio’s PICK UP
新宿名物が味わえる紅茶はいかが 花園神社で御朱印をいただくと、一緒に生姜と唐辛子がブレンドされた紅茶、その名も「花園ジンジャー」がもらえます。こちらに使用されている唐辛子は「内藤とうがらし」という新宿名物。かつて宿場町だった「内藤新宿」で栽培され、江戸時代には一大ブームを巻き起こすほどの人気ぶりでした。やがて新宿から畑がなくなると共に姿を消しましたが、なんと2010年に復活。現在は「伝統の江戸東京野菜」にも認定されています。紅茶はピリリと辛く、その刺激がクセになりそう。新宿の歴史を感じながら、スパイシーな一杯を楽しんでみませんか。 |
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❼ 末広通りMAP
「新宿末廣亭」を中心に広がる
新宿通りから明治通り沿いに、靖国通りへ抜けていくエリアにある商店街通りです。ここのシンボルとなっているのが寄席の「新宿末廣亭」で、商店街の入口ゲートには落語家がおじぎをしているイラストの看板がかかっています。通りには数多くの飲食店が軒を連ね、中には明るいうちからお酒が飲めるお店も。また、末広通り商店会主催のイベントとして定期的に野外プロレス大会も行われており、人気を集めています。

商店街には飲食店が並び、夕方からにぎわい始める。

新宿末廣亭は末広通りのシンボル的存在。
Yashio’s PICK UP
伝統を感じる建物も味わい深い「新宿末廣亭」。 新宿末廣亭は、東京に4軒ある落語色物定席のひとつ。ここでは落語をはじめ、漫才、講談、奇術などバラエティに富んだ演芸を観ることができます。とりわけ目を引く昔ながらの木造の建物は、外観・内観ともに風情たっぷり。興行は昼の部、夜の部と1日2回、365日間休むことなく行われています。落語は初めてという人も大丈夫。気軽にふらりと立ち寄れるのも寄席の魅力です。 |
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❽ 新宿三丁目駅 GOAL!MAP
地下鉄丸ノ内線・地下鉄副都心線
東京メトロ丸ノ内線で東京駅へ17分・210円。東京メトロ副都心線で渋谷へ6分・180円、池袋へ6分・180円。
近くには新宿伊勢丹や新宿マルイなどの百貨店があり、ショッピングに便利。余裕があれば、足を伸ばして新宿御苑まで行ってみて。

落語家イラスト看板のすぐ横が地下鉄出入口。

丸ノ内線では新宿駅と新宿御苑前駅の間の駅。
立ち寄りショップガイド
カフェテラス ボンジュールMAP
新宿東宝ビル8階、ホテルグレイスリー新宿のロビーにあるカフェラウンジ。ゴジラヘッドを間近で見ながら、コーヒーやアルコールを味わえます。
- 【住所】東京都新宿区歌舞伎町1-19-1
- 【HP】https://gracery.com/shinjuku/restaurant/shop/4554ddb4e357ded.html

すずや新宿本店MAP
1954年創業のとんかつ店。ご飯に醤油味のとんかつを乗せ、さらに番茶をかけていただく「名物 とんかつ茶漬け」が人気。新宿の街を眺めながら、ゆったりと食事を楽しめます。
- 【住所】東京都新宿区歌舞伎町1-23-15 SUZUYAビル5F
- 【HP】https://www.toncya-suzuya.co.jp/index.html
