大都会・東京を、寄り道しながらWaIking!!

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首都圏コース

Vol.04

みなとみらい21/神奈川県横浜

r1_00_1_img_3638.jpg 女神橋からランドマークタワーと大観覧車を望む。 r1_00_2__img_3651.jpg 横浜ハンマーヘッド前から出発する水上バス。 r1_00_3_img_3252.jpg 汽車道から望む横浜みなとみらい。 r1_00_4_img_3646.jpg ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル方面を望む。 r1_00_4_img_3701+.jpg 汽車道の頭上を、YOKOHAMA AIR CABINが横切る。 r1_00_5_img_3628+.jpg シーサイドパークからは横浜港が見渡せる。

2024/1/10 - 都心を飛び出した首都圏コースの第1回は、横浜随一の観光エリア・みなとみらいへ。横浜港を望む未来都市をめぐる王道コースをお届け!

スタート

桜木町駅東口(JR京浜東北線・根岸線・横浜線・横浜市営地下鉄)

ゴール

桜木町駅東口(JR京浜東北線・根岸線・横浜線・横浜市営地下鉄)

歩行距離

約4km

歩行時間

約55分

コースの目安時間

3~4時間

コース順路

  • フォトスポット
  • 歴史がわかるスポット

このコースのレポーター

Sasamo(ライター)

プロフィールへ

見どころ満載のみなとみらいをコンパクトに周る“いいとこ取り”コースです。新旧織り交ぜた人気スポットをめぐりながら、絵になる風景を切り取ってみて!

コースガイド

横浜港沿いに人気スポットが集まるみなとみらいエリアは、横浜を代表する観光地です。ここ数年、新しい施設が続々とオープンし、おなじみの名所もリニューアル。話題のスポットをめぐるおさんぽコースは、桜木町駅からスタートです。東口を出ると左手にそびえる横浜ランドマークタワーが目に飛び込んできます。みなとみらいの風景と一緒にスライドする約200mの「動く歩道」を利用して、タワーへ。思いおもいに過ごしたら、次はぷかりさん橋を目指してけやき通りへ。オフィスビルやコンサートホールが建つけやき通りを、「パシフィコ横浜」に向かって歩くと、徐々に海の気配が感じられます。時折見かける連結バス「ベイサイドブルー」は、横浜の空と海をイメージしたブルーの車体が印象的です。ぷかりさん橋から女神橋を渡ると、海を見渡す絶好のロケーションに話題の施設が点在。食を満たすもよし、おみやげ選びに没頭するもよし、体験型ミュージアムで遊ぶもよし。周辺施設への行き来に利用したい「新港サークルウォーク」は360度ぐるっと見渡せる楕円型の歩道橋です。おさんぽのしめくくりは、貨物線跡を利用した汽車道の散策。風通しもよく道幅も広くて開放的な遊歩道を6分ほどのんびり歩くと桜木町駅に戻りゴールになります。

コースマップ

このコースのおさんぽビデオ

立ち寄りスポットガイド

❶ 桜木町駅東口 START!MAP

JR京浜東北線・根岸線・横浜線・横浜市営地下鉄

JR東海道本線で品川駅から32分・410円。JR京浜東北線・根岸線で横浜駅から3分・150円。
みなとみらいエリアの起点となる桜木町駅東口。1872年に開設された日本初の鉄道駅の一つで、1915年に現在の駅名に改称されるまでは、ここが横浜駅でした。

北改札と南改札があり、どちらからも東口に出られる。「動く歩道」に近いのは北改札。

東口を出ると広場の前に「動く歩道」と「YOKOHAMA AIR CABIN」の入口がある。

❷ 横浜ランドマークタワーMAP

みなとみらいのシンボル的存在

ショッピングモールや展望フロア、飲食店、ホテルを擁する複合施設です。全長200m、5層吹き抜けの「ランドマークプラザ」には、バラエティに富んだ約160のショップやレストランが集結。69階の展望フロア「スカイガーデン」では360度のパノラマビューが楽しめます。また、現存する日本最古の商船用ドックを復元した野外スペース「ドックヤードガーデン」も見どころのひとつ。石造りのドックを囲むように飲食店が軒を連ねる食のエンターテイメントゾーン「みらい横丁」では、隠れ家スポットの趣きの中、多彩なグルメが堪能できます。

高さ296m、70階建て。みなとみらいでひときわ目を引く超高層タワーは2023年夏に開業30周年を迎えた。

動く歩道が終わると「ランドマークプラザ」の入口につながる。右手前にはホテル入口、スカイガーデンの案内板がある。

横浜ランドマークタワー1〜5階は「ランドマークプラザ」。吹き抜けで明るく開放的な空間。

竣工1896年。横幅約29m、深さ約10mのドックヤードガーデン。国の重要文化財に指定されている。

横浜ランドマークタワー

住所

神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1

電話

045-222-5015(ランドマークプラザ)

休業

無休(法定点検日)

時間

11:00〜20:00/カフェ&レストラン11:00〜22:00/みらい横丁〜23:00

交通

JR桜木町駅から歩く歩道で徒歩5分、みなとみらい線みなとみらい駅クイーンズスクエア連絡口から徒歩3分

HP

https://www.yokohama-landmark.jp

69階展望フロア「スカイガーデン」

眼下に360度の大パノラマが広がる

「YOKOHAMA360°」をコンセプトに、2020年リニューアル。最高分速750mで走行する専用エレベーターに乗れば、約40秒で展望フロアに到着します。オリジナルグッズや限定アイテムなどが約600種類揃う「タワーショップ」や、横浜関連の書籍、絵本などを取り揃える「横浜・空の図書室」があり、なかでも横浜ベイエリアの歴史や文化をプロジェクションマッピングで学べる「空中散歩マップ」はご一興。楽しくて、時間を忘れてしまいそうです。

展望フロアは地上273m、69階。晴れていれば富士山も。

ペアシートに加え、段差のあるウッドベンチでくつろげる。

オリジナルのドリンクやスイーツを提供する「スカイカフェ」。軽食やドリンクセットなどもある。

マップの上を歩くと、観光スポットや横浜発祥の事柄が浮かび上がる仕掛けが楽しい。

横浜ランドマークタワー 69階展望フロア「スカイガーデン」

住所

神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1 横浜ランドマークタワー69F 

電話

045-222-5030

休業

無休(法定点検日)

時間

10:00〜21:00(入場は20:30まで) 土曜・その他特定日~22:00(入場は21:30まで)

料金

大人1000円、65歳以上・高校生800円、小・中学生500円、幼児200円

HP

https://www.yokohama-landmark.jp/skygarden/

Sasamo's PICK UP

絶景を持ち帰るなら、昼景or夜景?
スカイガーデンからの絶景が4面にプリントされた箱入りの「横浜あられ」648円は、タワーショップ限定商品。昼か夜か悩むところですが、実は内側のプリントは昼と夜が逆になっています。昼景の内側は夜景、夜景の内側は昼景というギミックなパッケージが秀逸です。中身のカレーあられは、1929年創業の横浜の老舗「美濃屋あられ製造本舗」のもの。やさしいカレーの風味があとを引きます。私が選んだのは昼景。富士山が決め手でした。

❸ モクモク ワクワク ヨコハマ ヨーヨー
MAP

見る角度によって多彩な表情が楽しめる。

高さ約17mのダイナミックなステンレス製モニュメント。横須賀生まれの彫刻家の作品で、1994年に横浜市の街づくりの一環として設置されました。たなびく雲をイメージした独特の形態は、ビル風を抑制する効果も。見る角度によって多彩な表情を見せるフォトジェニックな作品は遠くから眺めても存在感があります。

角度や画角を工夫しながら撮影するのも楽しい。

作品名に由来して「ヨーヨー広場」と呼ばれ親しまれている。

❹ ぷかりさん橋
MAP

横浜港にぷかりと浮かぶ小さな海の駅

名前の通り、海の上にぷかりと浮かぶ洋館風の建物は、1991年にオープンした日本初の浮体式ターミナル。客船やプレジャーボートの発着場として利用されています。デッキからは横浜港を行き交うさまざまな船や横浜ベイブリッジなどを眺めることができます。1階は待合室、2階にはヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル直営レストランがあります。現在、休業中で入れませんが、その愛らしい建物は、絶好のフォトスポットでもあります。

2018年には海の駅にも認定。入場時間9:00〜21:00(現在休業中)。

その名の通り、桟橋が海にぷかぷか浮いている。

❺ 横浜ハンマーヘッドMAP

海に囲まれた複合施設で食を楽しむ

客船ターミナルを中核にホテル、商業施設を備えた複合施設。横浜港の新港ふ頭に位置し、3方を海に囲まれた開放的なロケーションが魅力です。「食」をテーマにした2フロア構成の商業ゾーンには、約250席を有するラーメン店が集まったフードホールをはじめ、できたてのおいしさを味わえるファクトリー併設ショップなどが並びます。2020年には新たに展望スポット「ハンマーヘッドパーク」と「ハンマーヘッドデッキ」が誕生。無料で使用できるテラス席も備わっており、施設内の店舗でフードやドリンクをテイクアウトして過ごすのもおすすめです。

商業施設は1、2階。3〜5階はホテル。横浜の水上バス「シーバス」の乗り場もある。

製造工程を眺めながら焼きたての味や限定メニューが楽しめる「ありあけハーバースタジオ」。

約100年前に導入され、歴史的産業遺産として鎮座するハンマーヘッド型のクレーン。

横浜港を眺めながらひとやすみできるテラス席は、知る人ぞ知る穴場スペース。

横浜ハンマーヘッド

住所

神奈川県横浜市中区新港2-14-1

電話

045-211-8080

休業

不定休

時間

店舗により異なる

交通

JR桜木町駅から徒歩15分、みなとみらい線馬車道駅から徒歩10分

HP

https://www.hammerhead.co.jp
https://www.instagram.com/yokohama_hammerhead/

Sasamo's PICK UP

クラフトビール大充実の個性派コンビニ
専門店も顔負けの国内外のクラフトビールやハードサイダー約800銘柄(取材時)が揃うハンマーヘッド内のセブンイレブン。クラフトビールマニアの口コミやSNSで話題になり、それがきっかけで、ここを目指して海外からやってくる人もいるそう。グラスやTシャツなど、ブルワリーのオリジナルグッズも販売。また、舶来品にゆかりのある横浜らしさを遊び心も交えてセレクトしたという海外のお菓子や葉巻なども並び、一瞬、ここがコンビニだということを忘れそうになります。

❻ カップヌードルミュージアム 横浜MAP

大人も夢中になる体験型食育ミュージアム

インスタントラーメンを発明した日清食品創業者・安藤百福氏の足跡をたどりながら、創造的思考を体感できます。人気アトラクションは「マイカップヌードルファクトリー」と「チキンラーメンファクトリー」で、後者は小麦をこねるところから作る本格的な体験(要事前予約)。3000点を超えるパッケージが壁一面に並ぶ「インスタントラーメン ヒストリーキューブ」や、発明・発見のエッセンスを現代アートの手法で表現した「クリエイティブシンキング ボックス」も見応えがあります。さらに、世界各国の麺料理が味わえる「NOODLES BAZAAR ワールド麺ロード」や「ミュージアムショップ」などもあり、大人から子どもまで夢中になれる楽しさに満ちています。

ミュージアムの正式名称は「安藤百福発明記念館 横浜」。コンセプトは「創造的思考=クリエイティブシンキング」。

エントランスホールの大階段。5階分の吹き抜けはインパクト大。

海外で発売されている商品も新鮮。1958年発売の初代「チキンラーメン」から、現在に至るまでの3000点を超える展示は圧巻。

発明や発見のヒントを遊びながら見つけられる楽しい仕掛けがたくさん。

百福の研究小屋。建物だけでなく設備や材料など、当時の様子を忠実に再現。

アジアのナイトマーケットをイメージした「NOODLES BAZAAR ワールド麺ロード」。1食ハーフサイズ(500円)で提供。

マイカップヌードルファクトリー

自分だけのオリジナルカップヌードル作り

4種類のスープから1種、12種類の具材から4つの好きな組み合わせをチョイスして、世界に一つだけのオリジナルカップヌードルを作ることができます。その組み合わせはなんと5460通り。カップのデザインから、エアパッケージに入れて完成するまでは約45分。来館記念にぜひ! なお、体験には日時指定の前売券または当日先着整理券が必要となります(1食500円)

カップを購入したら、自由にデザインしよう。まわりを見渡すと、じっくり派から早描き派までさまざまな画伯がいて楽しげ。

笑顔が絶えないスタッフとの共同作業も、このファクトリーの醍醐味のひとつ。

組み合わせを考えるのは実に悩ましいけれど、自分好みにカスタマイズできるのはとても贅沢なこと。

包装が終わったら、エアパッケージに入れて完成。袋の赤い紐を肩に掛けて、散歩の続きを楽しもう。

カップヌードルミュージアム 横浜

住所

神奈川県横浜市中区新港2-3-4

電話

045-345-0918

休業

火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始

時間

10:00~18:00(入館は17:00まで)

料金

500円(高校生以下は無料)

交通

JR桜木町駅から徒歩12分、みなとみらい線馬車道駅から徒歩8分

HP

https://www.cupnoodles-museum.jp/ja/yokohama/

❼ 横浜赤レンガ倉庫MAP

港町の面影を残す横浜屈指の人気スポット

100年以上前に建てられた赤レンガ造りの倉庫を活用した文化・商業施設。1号館と2号館の2棟からなり、建物内には飲食店やショップ、多目的スペースやホールなどがあります。2棟をつなぐ広場では音楽フェスやグルメイベント、クリスマスマーケットなど、1年を通してさまざまなイベントが行われ、たくさんの人でにぎわいます。2022年末、開業後初のリニューアルでは、横浜ゆかりの企業や老舗の新業態が数多く出店し、話題に。建物と周辺エリアの歴史をたどる展示スペースも新設され、かつて横浜の貿易拠点であった赤レンガ倉庫の魅力を再発見できます。ショッピングやグルメを楽しんだら、建物に隣接する「赤レンガパーク」でのんびり過ごすのもおすすめです。

開放感あふれる広場の両側に建つ赤レンガ造りの倉庫。大さん橋埠頭に大型船が停泊すると迫力のある風景に。©2023 YOKOHAMA RED BRICK WAREHOUSE

当時の面影を残した館内に話題のショップが連なる。重厚感とレトロな雰囲気も一緒に楽しんで。©2023 YOKOHAMA RED BRICK WAREHOUSE

リニューアル後、2号館2階のバルコニーにソファ席が増設され、共有スペースがより快適な空間に生まれ変わった。©2023 YOKOHAMA RED BRICK WAREHOUSE

夜になるとライトアップされ、さらに異国情緒たっぷり。どこを切り取ってもフォトジェニック。©2023 YOKOHAMA RED BRICK WAREHOUSE

横浜赤レンガ倉庫

住所

神奈川県横浜市中区新港1-1-1

電話

商業施設 045-227-2002(2号館インフォメーション)、ホール&展示スペース 045-211-1515(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)

休業

無休(施設点検日を除く)

時間

1号館10:00~19:00、2号館11:00~20:00(カフェ・レストランは店舗により異なる。1号館ホール・スペースは催事により異なる)

交通

JR桜木町駅より汽車道経由で徒歩約15分、みなとみらい線馬車道駅、日本大通り駅より徒歩6分

HP

https://www.yokohama-akarenga.jp

❽ 汽車道
MAP

廃線跡の面影を残すプロムナード

桜木町駅前から運河パーク付近までを結ぶ約500mの遊歩道。廃線になった横浜臨港線のレールがそのまま利用され、当時を偲ばせます。汽車道に架かる3つの橋梁は、横浜市の歴史的建造物にも認定されています。頭上には日本初の都市型循環式ロープウェイが行き交い、みなとみらいの新しい風景になっています。

汽車道の線路をまたぐようにして建つホテルの開口部から撮影。

みなとみらいには、所々に鉄道の遺構スポットが残っている。

3つの橋梁をくぐって歩く。

道沿いには緑も多く、春は桜が美しい。

❾ 桜木町東口 GOAL!MAP

JR京浜東北線・根岸線・横浜線・横浜市営地下鉄

JR東海道本線で品川駅から32分・410円。
JR京浜東北線・根岸線で横浜駅から3分・150円。

ゴールはスタートと同じ桜木町駅東口。帰りは南改札利用が便利。

桜木町駅には横浜市営地下鉄ブルーラインも乗り入れている。

立ち寄りショップガイド

UNI COFFEE ROASTERY横浜赤レンガ倉庫MAP

横浜を中心に展開するカフェ。自社焙煎したミャンマー・シャン州産のコーヒーを提供する。ここでしか味わえない限定フードメニューも。エスプレッソトニックSサイズ500円〜。

横濱銘品館MAP

JR桜木町駅南改札を出てすぐのところにあるみやげ店。横浜を代表する銘菓や横浜の名所などをモチーフにしたグッズが豊富に揃う。観光案内所も併設されている。

ヘミングウェイ横浜MAP

運河に浮かぶ船上カフェ&レストラン。秘伝のスパイスで仕込んだスープカレーや名物のベーグルフレンチトーストがおすすめ。テラス席ではBBQ(予約制)が楽しめる。