上野公園では、下町文化を再現する資料館に寄るべし!
2020年12月25日
江戸の風情が色濃く残っていた、明治、大正の下町地域。それが関東大震災、第二次大戦、そして高度成長でどんどん変わっていきました。古き良き下町文化が失われていくのを憂いた人々から、庶民の歴史を次の世代へと伝えていこうと資料館設立の声が上がり、昭和55(1980)年に資料館が開館しました。1階には大正時代の、2階には昭和30年代の庶民の暮らしが再現され、置かれている生活道具は、ほとんどが実際にその頃、使われていたもの。新型コロナウイルスが蔓延する以前は、部屋に上がったり道具に触れることも可能でした。紙芝居や、職人による伝統工芸の実演なども行ってきましたが、現在は中止しています。
上野恩賜公園の不忍池のほとりにある。
大正時代の長屋。駄菓子屋では母娘の暮らしを生き生きと再現。
長屋共有の井戸。たらいも洗濯板も大正時代に使われていたもの。
2階にある、昭和30年代の家の再現。生活道具はほぼ本物。
昭和61(1986)年まで蔵前で営業していた銭湯の脱衣所と番台。
台東区を中心とした下町ゆかりの資料の展示も充実。現在、開館40周年記念の特別展を催している。
下町風俗資料館
住所 | 東京都台東区上野公園2-1 |
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電話 | 03-3823-7451 |
休館 | 月曜(祝日の場合翌平日) |
時間 | 9:30~16:30(入館は~16:00) |
料金 | 300円 |
交通 | JR上野駅不忍口から徒歩5分 |
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